2022年6月よりBlizzard entertainmentからディアブロシリーズの最新作「ディアブロ イモータル (blizzard.com)」が配信開始した。シリーズを通してPC、CS(コンシューマー機)を中心に展開してきたタイトルであったが、今作においては基本無料としてモバイルアプリを中心に、PCと共に展開していくようだ。
【ディアブロイモータルの特徴】
- 基本プレイ無料
- 大規模MMOARPG
- モバイル、PC版のデータ共有
- 一部アイテムのトレード機能
【実際にプレイした感想】
- モバイル向けの開発で不安だったが、確かにディアブロらしさを感じた。
- プレイヤーを多くフィールドで見かける為MMOとしての賑わいを感じる。
- ハクスラ特有の爽快感に豪華な宝箱、床に散りばめられた大量の装備と金貨は今作も健在。
【個人的見解】
レベル30までプレイしたので、現在わかっている範囲での見解を記します。モバイル版の操作感については直感的に操作でき、挙動もグラフィックも文句はないのですが、画面サイズも相まってUIが圧迫感を感じました。さらに指で見えない部分が出てくると俯瞰とは言え、狭苦しい感覚を覚えます。
その点PC版であれば圧迫感は改善され、従来通りのプレイ感でできます。コントローラーも対応しているのでCSでディアブロをプレイしていたユーザーもストレスは無いと思います。
ただ、1つ問題視する部分があるならば、ハック&スラッシュにおいて何度も足を運ぶであろうエンドコンテンツに入場する際に、入場回数制限が設けられていることです。
「制限されても入場したければ課金して入場するためのアイテムを購入してね!入手するアイテムのレア度も高くなりやすいよ!」と言う、完璧にPay to Win(課金で勝つ)と捉えられる要素がゲーム内で展開されています。
一番ユーザーが時間をかけるであろうコンテンツに課金要素を絡めるのは、企業の経営戦略の観点から考えると至極真っ当なのですが、ユーザーからしてみればすごく残念な選択に感じます。
近年の課金形態の主流になっているバトルパスや、課金スキンのみに絞っていればユーザーの長期確保に繋がると素人目で考えてしまいます。
悪い作品ではないのですが、もしもディアブロが面白いと感じてもらえたのなら前作にあたる「ディアブロ3」の購入をぜひ検討してもらいたいです。モバイル向けの今作に比べて派手なエフェクトやコンテンツの幅は流石と言えます。